【評価テンプレート】計算式を設定する
評点の自動集計を計算式セルで組む手順です。
計算式の設定は管理者だけが行えます。評価テンプレートの作成画面または編集画面で、セクションにテーブルを作成してから設定してください。
計算式セルは、記入者が直接入力せず、他のセルの値をもとに自動で計算されるセルです。
セルを計算式にする
対象のセルをクリックすると、画面右に「セルタイプの設定」が表示されます。「計算式」を選びます。

式を入力する
[計算式を編集]をクリックすると、式の入力欄が開きます。
同じテーブルの中にあるセルは {列名}.{行} の形で参照します。たとえば「ウエイト」列と「評点」列の1行目を掛けて100で割る式は、次のようになります。
{ウエイト}.{1行目} * {評点}.{1行目} / 100

別のテーブルや別のセクションのセルを参照する書き方、条件によって結果を変える IF、小数を丸める ROUND などは計算式の書き方にまとめています。
入力が終わったら[計算式を保存]をクリックして確定します。
構文チェックを確認する
式を入力すると、少し遅れて自動でチェックされます。入力している間は「入力中...」と表示されます。
問題がなければ「構文OK」と表示されます。IF を使っている場合は「構文OK (IF 1段ネスト)」のように、入れ子の段数もあわせて表示されます。
エラーがあると、該当する箇所に赤い下線が引かれ、内容が表示されます。よく出るのは次のメッセージです。
- 想定外の文字またはトークンが含まれています(〇文字目) — 使えない書き方が含まれています。SUM のような集計する関数や
==を書いたときに出ます - 括弧の対応が合っていません — 開きかっこと閉じかっこの数が合っていません
- IF 関数の引数は 3 つ必要です —
IFのかっこの中に、条件・条件を満たすときの値・満たさないときの値の3つがそろっていません - 計算式には最低1つのセル参照が必要です(定数は固定テキストをご利用ください) — 数字だけの式になっています
- 比較演算子を連続して使用するときは括弧で区切ってください — 「1より大きく5より小さい」のように比較をつなげて書いています
- 参照先「〇〇」が見つかりません — 列名・テーブル名・セクション名が実際の名前と違うか、指定した行がありません

エラーが残っていても評価テンプレートの保存自体は止まりませんが、そのセルは正しく計算されません。ただし、参照が巡っている(循環参照)場合だけは保存できず、「計算式に循環参照があります」と表示されます。書き方ごとのエラーの直し方は計算式の書き方を参照してください。
こんな計算式が作れる
計算式セルは合計や加重点を出すだけでなく、条件によって表示する値を変えるためにも使えます。よく使う形は次の4つです。
- 達成しているかどうかを1と0で出す
IF({実績}.{1行目} >= {目標}.{1行目}, 1, 0)
実績が目標に届いていれば1、届いていなければ0を表示します。この列を足し合わせる計算式セルを作れば、達成した項目の数を数えられます
- 評点をランクに読み替える
IF({評点}.{1行目} >= 4, 3, IF({評点}.{1行目} >= 2, 2, 1))
評点が4以上なら3、2以上なら2、それ以外は1を表示します。評点をそのまま見せず、段階に置き換えて示したいときに使います
- 合否を文字で出す
IF({評点}.{1行目} >= 3, "合格", "不合格")
数値ではなく文字を表示できます。読む人が判定結果をそのまま受け取れます
- 小数を丸める
ROUND({ウエイト}.{1行目} * {評点}.{1行目} / 100, 1)
加重点の桁が細かくなるのを防ぎます。この例では小数第1位まで残します
計算結果の条件を設定する
計算結果が決めた条件を満たしているかどうかを、入力チェックとして設定できます。「計算結果の条件」から、次のいずれかを選びます。
- 等しい
- より小さい
- 以下
- より大きい
- 以上
- 範囲内
条件と比較する「設定値」を入力すると設定は完了です。「範囲内」を選んだ場合は「下限値」「上限値」と、「下限値を範囲に含む」「上限値を範囲に含む」のチェックボックスが表示されます。チェックボックスははじめは両方オンで、下限値・上限値そのものも範囲に含まれます。
設定値には数値を直接入力します。他のセルを参照して比較することはできません。

条件を満たしていないと提出できない
条件を満たしていない間は、記入者の画面でそのセルの下に赤字のメッセージが表示され、評価シートを提出できなくなります。表示されるのは「計算結果を100にしてください」「計算結果を0以上100以下にしてください」のような文言です。
- 判定されるのは、いま進んでいるステップで扱うセルだけです。そのステップで扱わないセルは、条件を満たしていなくても提出を妨げません
- 保存は止まりません。条件を満たしていなくても記入内容は保存できます。止まるのは提出だけです
こんなときに計算結果の条件を使う
計算結果の条件は、「この数字は必ずこうなっているはず」という運用上の決まりを、記入者に守ってもらうために使います。前の節の例が「何を計算するか」であるのに対し、こちらは「計算結果がどうなっていれば提出してよいか」の設定です。
- ウエイトの合計を必ず100にする — ウエイトの列を合計する計算式セルを作り、「等しい」に100を設定します。配分の付け忘れや入力ミスがあると提出できないため、集計後にウエイトの誤りを見つけて記入し直してもらう手間がなくなります。設定の例は加重合算評価シートの作成チュートリアルで説明しています
- 評点の合計が満点を超えないようにする — 合計の計算式セルに「以下」で満点を設定します。加点項目が多いシートで、想定より高い点が付くことを防げます
- 換算後の点数が0〜100に収まるようにする — 「範囲内」で下限値0・上限値100を設定します。配点比率をかけて合算するシートで、比率の設定ミスに気づけます
- 注力する目標をちょうど1つだけ選んでもらう — 目標ごとに印を付ける列を作り、印が付いているかどうかを1と0で判定して合計する計算式セルに、「等しい」で1を設定します。印が0個のときも2個以上のときも提出できません